移行の規模やシステムの複雑さによりますが、事前の分析と計画により、最適なスケジュールをご提案いたします。大規模な場合は、調査分析から本番導入まで数年1~2年かかることもあります。
MIGRATION SERVICE
マイグレーション
サービス
マイグレーション
マイグレーションとは、業務で使用している現行システムを再構築するのではなく、現行システムを元に新たな環境へ乗せ換えることです。
プライムでは、各メーカーの汎用機やオフィスコンピュータから、最新のIBMi へ移行し、現行の業務が継続できるようサポートしています。
こんなお困りごと
ありませんか?
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基幹システムを
再構築する予算はない -
新環境への切り替えに
よって混乱が生じ、
業務に支障を
きたさないか不安 -
現在運用している
サーバがサービス廃止に
よって、保守サービスが
受けられない
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解決01
新システム構築より安価
現行システムを新環境へ移行するため、再構築するより安価。
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解決02
エンドユーザーへの負担減
基本的に現行の画面や帳票をそのまま移行するため、業務への混乱は生じません。
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解決03
継続サポートと豊富な
ソリューションIBMiは今後も継続してサポートされ、かつ様々なソリューションを世界中の企業が提供しています。
移行を行う際に生じる
マシン間のプログラム
記述差異は、
弊社独自の
マイグレーションの技術と
経験を用いて解決いたします。
マイグレーションの特徴
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01
幅広い対応領域
サポートを終了していく汎用機・オフコンから、信頼性の高いIBM PowerのIBMi OSへの移行を実現いたします。国産/海外メーカーのOS・プログラム言語を問わず、最適な移行プランをご提案。
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02
安心の経験と実績
多数のマイグレーション実績に基づき、方法なノウハウと専門知識で確実な移行を実現。初めての移行でも安心してお任せいただけます。実績に無いOS・プログラム言語も調査・解析し、移行いたします。
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03
徹底した事前分析と計画
現行システムを詳細に分析し、最適な移行手順を設計。リスクを事前に把握し、トラブルのない移行を支援します。
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04
業務影響の最小化
現行システムの構成・動作ロジックを大きく変えずに移行するストレートコンバージョンをご提案。エンドユーザーの操作方法の変更を最小に抑えるため、導入後の混乱や業務への影響を最小限に抑えることが可能です。
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05
柔軟なカスタマイズ性
調査・聞き取りにより、お客様の業務やシステム環境に合わせて、移行方法やツールを柔軟に調整。既存資産を活かした最適な移行を実現します。
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06
セキュリティへの配慮
移行中のデータ保護やアクセス制御を徹底し、情報漏洩や不正アクセスのリスクを防止。安心・安全な移行をお約束します。
マイグレーションの流れ
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01
調査・分析フェーズ
想定期間:2~3ヶ月
既存システムのプログラムリソース、構成をご提供頂き、調査・分析を行い、お客様に聞き取り、最適な移行方針を決定します。
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02
移行設計フェーズ
想定期間:2~3ヶ月
移行方針を元に、プログラム言語単位の移行設計を検討、設計いたします。
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03
パイロット1
移行設計フェーズに含む
移行設計に基づき、手作業にて一部リソースを変換・テストし設計に問題無いことを確認します。
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04
機能開発フェーズ
想定期間:2~4ヶ月
移行設計に基づき、弊社機械変換ツールのカスタマイズや、移行後のプログラム内で使用する代替機能ツール(既存ユーティリティの使用している動作について互換性を持たせたもの)を開発いたします。
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05
パイロット2
機能開発フェーズに含む
機械変換ツールによりパイロット1より多いリソースを変換し、動作テストを行います。ツール開発の不具合を洗い出し、調整を行うことで次の変換実施に対して品質を向上させます。
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06
変換実施フェーズ
想定期間:リソース数に依存
※単体テストフェーズと一部期間重複機械変換ツールにて一括変換・コンパイルアップを行います。
一部、少数の変更点については、移行設計書に基づき手作業で変換いたします。 -
07
単体テストフェーズ
想定期間:リソース数に依存
※変換実施フェーズと一部期間重複お客様から頂いたテストシナリオを基に、弊社にてテスト検証いたします。変換の不具合が見つかれば追加の変換ツールを用いて調整を行います。オンライン(画面プログラム)は画面単位、バッチはジョブ単位でテストを実施いたします。
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準委任(支援)期間
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08
統合・システム
テストフェーズ想定期間:4ヶ月~お客様との
相談により最適な切替時期まで本フェーズ以降はお客様主体でテスト実施いただきます。
過去の実績から、重点的にテストをしておいた方良いものをご提案いたします。
・日次バッチ処理などのサイクルテスト
・EDI通信テスト -
09
本番切替・運用開始
移行後のサポート期間は
お客様との相談によります本番切替時のデータ移行、リハーサルが万全となりましたら、休日などのシステム運用停止期間を利用して、システム切替を行います。
実績
メーカー・OS別マイグレーション実績
以下の通り、各メーカー・OSのマイグレーションを行なっております。
| メーカー | OS |
|---|---|
| IBM | z/OS |
| IBM | z/VM |
| UNISYS | MCP |
| UNISYS | OS2200 |
| 日立 | VOS1 |
| 日立 | VOS3 |
| 日立 | VOSK |
| メーカー | OS |
|---|---|
| 富士通 | MSP |
| 富士通 | XSP |
| 富士通 | FSP |
| 富士通 | ASP |
| 富士通 | CSP |
| NEC | A-VX |
| 三菱電機 | DP-UX |
| 東芝 | OS-VII |
他言語からの移行事例
以下の通り、メーカー独自の言語を移行した実績があります。
| メーカー | 移行前 | 移行後 |
|---|---|---|
| 日立 | CANO-AID | COBOL |
| 日立 | CORAL | COBOL |
| 日立 | NATURAL | COBOL,RPG |
| 日立 | NHELP0 | COBOL |
| 日立 | Q | COBOL |
| 三菱 | EDUET | Query,DFU,RPG |
| 三菱 | PROGRESSⅡ | PRG |
| メーカー | 移行前 | 移行後 |
|---|---|---|
| IBM | MANTIS | COBOL |
| IBM | REXX | CL |
| NEC | SMART | COBOL |
| UNISYS | LINC | COBOL |
| UNISYS | ALGOL | COBOL,RPG |
| UNISYS | WFL | CL |
| 各種メーカー | ASSEMBLER | COBOL等 |
| 各種メーカー | EASY | COBOL |
よくある質問
- Q システム移行にはどれくらいの期間がかかりますか?
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- Q 既存のアプリケーションはIBMi上でそのまま動作しますか?
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一部のアプリケーションは移行後も動作しますが、互換性の確認や再構築が必要な場合もあります。事前の調査分析及び移行設計が重要です。
- Q IBMiのセキュリティ対策はどのようになっていますか?
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IBMiは堅牢なセキュリティ機能を備えており、ユーザー権限管理、暗号化、監査ログなどが標準で提供されています。業界標準のセキュリティ要件にも対応可能です。
- Q IBMiに移行することで得られるメリットは何ですか?
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高い安定性、セキュリティ、処理性能に加え、長期的な運用コストの削減や業務効率の向上が期待できます。
- Q ユーザー教育やトレーニングは必要ですか?
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現在ご利用の汎用機及びオフコンと操作や管理方法に違いがあるため、IT部門やエンドユーザー向けのトレーニングを実施することで、スムーズな運用が可能になります。
- Q マイグレーション後のパフォーマンスはどうなりますか?
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IBMiは高性能な処理能力を持っており、適切な設計とチューニングを行えば、従来よりも高速かつ安定したパフォーマンスが期待できます。
- Q IBMiは今後も使い続けられるプラットフォームですか?
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IBMはIBMiの継続的なアップデートとサポートを行っており、長期的な運用に適した安定したプラットフォームです。
- Q 既存システムのデータは移行できますか?
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簡易移行ツールをご提供いたします。移行設計に応じて、お客様特有のカスタマイズを行います。
- Q COBOL言語を使用していますが、そのままでは動作しないのですか?
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各メーカー毎に特色があり、変換が必要です。主に外部定義(DB/ファイル、画面、帳票)とのアクセスが全く異なります。
- Q リソース提供後に変更が発生した個別プログラムについては、再変換していただけますか?
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変換実施フェーズ以降については、リソース凍結をお勧めしております。単体テストでは人員が多く必要となるため、再変換した場合に再テストは確約できません。単体テスト終了時に差分反映を行い、統合・システムテストにて変更点をお客様にてテストしていただきます。また、移行対象となっていない新しいプログラムについては、別途お見積りとさせていただきます。